ソニーはPS5専用VRヘッドセット PlayStation VR2を2023年初頭に発売します。
PS VR2はPlayStation 5に接続して使うVRヘッドセット。
PS4向けの初代がややこしい配線と外付けユニットを介して接続する力技だったのに対して、PS VR2ではUSB-Cケーブル一本ですっきり接続できるようになったほか、ヘッドセットのカメラでトラッキングする「インサイドアウト」式の採用で外部にカメラ設置が不要になります。
大きな特徴はプレーヤーの目線検出(アイトラッキング)に対応すること。VR内でアバターに反映して表情や意図を伝えやすくしたり、キャラクターと目を合わせるような演出に利用できるほか、注視した部分を高精細に、周辺視野を粗く描画することで、主観的には高い画質のまま処理を軽減する Foveated レンダリングにも活用できます。
そのほか主な仕様は片目につき 2000 x 2040 の 4K HDR有機ELディスプレイ(90Hz / 120Hz駆動)、視野約110度、コントローラ PS VR2 Sense にPS5同様のアダプティブトリガー(プログラマブル抵抗)、フィンガータッチ検出、ハプティックフィードバック等を備えること。
そして何より、発表済みの Horizon Call of the Mountain のようにソニーならではのコンテンツ、PSゲーム関連のコンテンツが多くは独占で登場することも魅力です。
価格は未発表。コンシューマー向けのVRヘッドセットとしては、本体だけで使えるスタンドアロン型で手軽な Meta Quest 2 が大幅に値上がりしたため、PS5必須とはいえ PS VR2 も相対的に魅力が増している状況です。
MetaがQuest 2を大幅値上げ、3万7180円が8月から約6万円。製造・出荷費用上昇を挙げる
一方で、Meta Quest の上位モデルや次世代モデルも発売を控えており、アップルも早ければ2023年に高性能なVR / ARヘッドセットを投入予定と予測されています。
ソニー、PS VR2の新機能を公開。シースルービュー、カメラと合成配信など
それはそうと、PS VRでしか遊べない名作としては人気のロボットキャラが主人公の ASTRO BOT: レスキューミッションやアイアンマンVRが筆頭に挙がりますが、SIEロンドンスタジオ開発の Blood & Truth (ライアンマークス・リベンジミッション)もおすすめ。
特殊部隊あがりの主人公ライアンが、復讐の鬼と化してロンドンを牛耳るマフィアと対決するシングルプレーヤーシューティングで、ガンプレイやジョン・ウィック的「ゴッドモード」感など、意識低い系ガンアクション映画の世界観をそのまま没入体験にした楽しさ、ロンドンスタジオの技術力、VRならではの演出が堪能できます。
¥73,511
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)