KDDIは9月にSpaceXとの提携を発表して以来、衛星インターネットサービスのStarlinkをau通信網に接続するための技術検証を行ってきましたが、12月1日、実サービスを開始しました。
「光ファイバー回線を利用したau基地局と比較して遜色ない品質をお客さまに提供できることを確認」したことで検証フェーズは終わり、これからはStarlinkをバックホール回線(基地局と基幹通信網との接続点である最寄りの拠点施設をつなぐ中継回線)に使った基地局を増やしていく予定。
静岡県熱海市初島を皮切りに、これまで携帯電話サービスの提供が困難とされていた山間部や島しょ地域など約1200カ所に順次提供を拡大する計画です。
Starlink基地局があれば、山間部で働く男性と都会で働く女性との仲がギクシャクすることもなくなるはず、というYouTube動画も公開しています。
Starlink基地局を体験したい人は、KDDIが協力している離島キャンプ施設「PICA初島」でグランピングなどするといいかもしれません。なお、Starlink利用基地局稼働前のものと思われる同施設のFAQでは、携帯電話は「場所にもよりますが、auは比較的電波状況がいいようです。docomo、softbankは入りにくいことが多く、通話が途切れることもあるので、auも含めて充電器を必ずお持ちになって下さい」とあります。