イーロン・マスクCEO率いるTwitterで敷かれていたマストドンURL禁止令が解除されました。
Twitter上にあるマストドン公式アカウント@joinmastodonが凍結され、さらには主要マストドンサーバ上での投稿やサーバのURLがTwitterで表示不可になったのが12月16日。
イーロンTwitterはその後、これをルール化し、破ると凍結するとのさらに厳しい制限をかけます。
その鎖国状態が12月20日、やっと解かれたようです。自分のTwitterアカウントで確認しました。
マストドン(Mastodon)は、Twitterの代替を目指すことをうたっているオープンソースの分散型SNS。個人サーバから数万人規模のサーバまで、相互リンクする仕組みです。イーロン・マスクTwitter CEOの専用ジェットの場所を伝えるbotがマストドンのとあるサーバ上に置かれたことをきっかけに、それを伝えたアカウントが凍結され、Twitter上でのリンク埋め込みが制限されていました。
その後アカウント凍結は解除されたものの、マストドンのリンク制限は続き、これだけでなく、Instagram、Facebook、Post.など、競合SNSもマストドンに続いてTwitter投稿に貼れないという状況になっていました。
これが解かれたのは、各国の国内法、EU法などに抵触するという指摘があったからかもしれません。
マストドン創設者のオイゲン・ロチコさんは、マストドンの公式ブログで、ドイツやEUの政府機関にはマストドンサーバで情報発信しているところがあり、このように制限を課すことの問題を指摘しています。
さらに、Twitterで問題が起きた10月から11月にかけて、マストドンの人気が急上昇し、月間アクティブユーザーは30万から250万ユーザーへと1桁上がっており、ジャーナリスト、政治家、作家、俳優などがマストドンに移住していると述べています。
Twitterのマストドン鎖国はこれでいったん停止ということですが、先日追加されてすぐに削除した競合SNS制限条項はいつ復活するともしれず、今後の行方はまだまだわかりません。
しばらくは朝起きたら自分のマストドンドメインを貼ってpingツイートするのを日課にしようと思います。