Google が Pixelスマートフォン限定だったAI画像編集機能『消しゴムマジック』(Magic Eraser)を、iPhoneやPixel以外のAndroidスマートフォンにも開放しました。
Google Oneの有料プラン加入者限定で、Google Photosアプリからアクセスできるようになります。
『消しゴムマジック』はGoogleがPixelスマートフォンの目玉機能として大きくアピールしてきたAI画像編集機能。名前のとおり、写真に写り込んでしまった邪魔な要素を簡単に消去できます。
使いかたは、Googleフォトの編集ボタンから「ツール」「消しゴムマジック」をタップ。
消す候補が自動的に選択されるので、そのまま消したい場合は候補をタップ、または「すべて消去」。
候補として囲まれなかったものでも、指でなぞったり線で囲うことで自動的に物体の輪郭を認識して消去、あるいはそれらしい背景で埋めてくれます。
「消去」のほか選べる「カモフラージュ」は、消すかわりに色を抑えて目立たなくする機能。
「消去」では写真の他の部分から推測して塗りつぶしますが、背景が複雑な場合などはうまく消去できず不自然なにじみのように目立ってしまうことがあります。
カモフラージュは色合いだけを変えるため、背景なのに無駄に目立ってしまうものがあり、消そうとしてもうまくゆかない場合などに使える機能です。
「消しゴムマジック」機能は、仕組みとしてはAdobe Photoshopの「被写体を選択」やオブジェクト選択と「コンテンツに応じた塗りつぶし」と同じようなもの。
Googleフォトアプリからすぐアクセスできること、自動候補選択や指でなぞるインターフェースで直感的に使えることが利点です。
Pixelスマートフォン以外の場合は、Google フォトやドライブの追加ストレージなど、Google One有料プランに加入するユーザーだけが利用できます。
消しゴムマジックのほか、動画のHDR効果(「ダイナミック」)もGoogle One加入者またはPixelユーザーだけが使える機能として加わっています。
Google Oneの料金は100GBで月250円 / 年2500円から。