Googleは5月11日2時(日本時間)から開催したGoogle I/Oにおいて、Googleフォトの新機能「Magic Editor」を発表しました。今年後半に一部のPixelスマートフォン向けに早期アクセスとして提供予定です。
Magic Editorは、Pixel向けに先行提供され、その後Google Oneの加入者特典となった消しゴムマジック(Magic Eraser)の発展形。単に邪魔なものを消すだけではなく、被写体を移動したり、天気を変えたりといったことも可能になります。
被写体を移動した場合、写真に写っていなかった場所を埋める必要が出てくることもあります。例えば、下記の例では風船を持った男の子を左に移動し、写真の中央に配置しています。このとき、ベンチと風船の左端はもとの写真には写っていなかった部分です。これをAIが自動的に補完します。
AIを使った写真の修正・補正はPhotoshopやLightroomなどでも導入していますが、操作の手軽さではそこからさらに一歩踏み込んだ印象です。
写っていたものを消すのではなく、写っていなかったものを付け足すのは、写真としてどうなのかという議論もありそうですが、コンテストに参加するなどではない限り、特に問題はないのかもしれません。