Googleレンズ、肌の状態を写真で「検索」可能に。表現が難しい症状も対応、医療機関への相談を推奨

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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GoogleはAI技術により、様々な自社サービスやスマートフォン機能の強化を続けています。

その最新版として「Google レンズ」で自分の肌を映すと、似ている皮膚の状態や症状を検索できるようになったことを発表しました。Google レンズはスマートフォンのカメラで写したものが何なのかを教えてくれるアプリですが、機能が追加された格好です。

肌にできたほくろや発疹などは、言葉だけで説明するのは難しく、従ってネットで知識を集めたり、かかり付けの医師などに電話越しで相談することもハードルが高いはず。

そこでGoogle レンズを通じて、自分の肌を撮影してアップロードするだけで、見た目が似ている状態を探せるようになりました。サンプルの検索結果では、アトピー性皮膚炎や乾癬などの画像が名前付きで並んでいます。

この機能は肌だけではなく、唇の発疹や爪に走った線、頭の抜け毛など、他の身体の部位についてどう表現したら良いか分からない場合にも使えるとのことです。

(画像はリンク先でごらんください)

Googleは(検索結果ページで)「検索結果はあくまで情報提供に過ぎず、(医療的な)診断ではありません。医療機関に相談して、アドバイスを受けて下さい」との但し書きを付けています。

これに先立ち2021年、Googleはスマホのカメラでで肌や髪、爪を異なる角度から3枚撮影し、肌のタイプなどいくつかの質問に答えると、AIがよく似た状態の画像や病名、症状、治療法などを示してくれるウェブアプリを発表。そちらはEUで試験的に公開されたものの、米国ではFDA(食品医薬局)に承認されなかったため公開されていません。

このGoogle レンズ新機能は、それよりは機能が控えめではありますが、米国でも公開するためやむを得なかったのかもしれません。


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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《Kiyoshi Tane》
Kiyoshi Tane

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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