米マイクロソフトは9月21日(現地時間)に開催したスペシャルイベントで、26日にWindows 11の最新アップデートを行うと発表しました。
その中には、標準搭載アプリ「ペイント」に生成AI機能「Cocreator」のプレビュー版を搭載するほか、背景除去やレイヤー機能が追加されることも含まれています。
まだ公式にはCocreatorの詳細は明かしていませんが、Windows LatestはでOpenAIの画像生成AI「DALL-E」とBingを使った画像生成機能をテスト中だと報じていました。同様の機能は、すでに「Bing Image Creator」としても提供中です。
また、先行テストプログラムWindows Insider向け最新版には、「作りたいものを指示してください。“森の中を歩く猫”や“葉っぱでできた家”などを試してください」との文字列が見つかったとの報告もあります。
また背景除去も、すでにWindows Insider向けアップデートで先行して提供されています。
レイヤー機能の追加も、透過PNGのサポートと同時にWindows Insider向けに配布済みです。
レイヤー機能とは、複数の階層(レイヤー)を重ね合わせて1枚の画像を表現する手法のこと。Photoshopなど画像編集機能でお馴染みの機能ですが、ペイントでもレイヤーの表示/非表示や複製、レイヤーの結合ができるようになります。
そして透過PNGは、透明部分を含むPNG画像のこと。シングルレイヤーで作業している場合は、キャンパス上では透明部分が市松模様で表示されます。ただし透過PNGについては、今回のアナウンスでは言及がありません
ほか、26日のアップデートではSnipping Toolも更新され、「写真」アプリに背景ぼかし機能が追加されます。