Googleはかなり昔から毎年のエイプリルフールにとても力を入れていて、私も楽しみにしていました。日本法人が“参戦”したのは2008年からだったと思います。でも、いつのころからか各社が過剰に注力するようになり、また、フェイクニュースが問題になり始めたころに、Googleはエイプリルフールから離脱。
でも、社内でも楽しかったのでしょう、日本法人は2019年から毎年、10月1日を「101キーボードの日」とこじつけて(失礼)、Gboard(Googleのキーボードアプリ)の「新しい日本語入力方法」を発表するようになりました。
で、今年は「Gboard帽バージョン」。帽子のように頭に乗せて、頭を動かして文字を選び、頭頂を叩くことで1文字ずつ入力します。やりすぎるとむち打ち症になりそう。
▲帽バージョンでの入力
これならスマートフォンでの入力が苦手な人でも楽に入力できそうですね(そうなの?)。
シニアUXエンジニアの飯塚修平氏はYouTube動画で、「頭に入れるのではなく、頭で入れるこの機構をAtama Input(略せばAI)と名付けました」と語っています。
▲中の人、皆さん楽しそうです
6軸慣性センサーと120mAhのバッテリーを内蔵し、USB-Cポートで充電でき、インタフェースはBluetooth、という説明です。
「帽子バージョン」ではなく、「帽バージョン」なのは、昨年の“ご提案”が棒バージョンだったからのようです。
▲昨年の棒バージョンの時も中の人、楽しそうですね
棒バージョン同様、発売予定はないそうですが、自作用の設計図がオープンソースでGitHubで公開されています。製作ガイド(PDF)もあります。
▲GitHubの専用ページ
来年の10月1日も期待しております。楽しいは正義。
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