Google、Pixel Foldにデュアルスクリーン通訳モードを提供。両面に翻訳表示で会話

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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Googleは10月4日夜に開催した「Made by Google」イベントで、折りたたみスマートフォンPixel Fold向けにデュアルスクリーン通訳モードの展開を開始すると発表しました。

この機能は、今年5月のPixel Fold発表当時から予告されていたものです。Google Pixel 6以降で利用できる「リアルタイム翻訳」の延長上にあり、リアルタイム翻訳は日本語にも対応しています


デュアルスクリーン通訳モードは、Pixel Foldの内側と外側のディスプレイを使い、異なる言語を話す2人が対面して話ながら、相手の言葉をリアルタイムで画面で読むことができます。

Pixel Foldユーザーは内側のスクリーンで相手の言葉を翻訳したテキストを見つつ、相手も外側のディスプレイで翻訳されたPixelユーザーの言葉をテキストにより読めるわけです。

これまで非折りたたみスマホでは、リアルタイム翻訳は「自分の言葉を相手の言語に翻訳してテキスト表示、相手にデバイスを渡して話してもらい、翻訳されたテキストを読む」という行ったり来たりの手間がかかりました

それがPixel Foldの「内側と外側の2画面を持つ」というハードウェア特性のおかげで、ただPixel Foldを相手に向けて構えているだけで、2人とも母国語で、スマホの物理的キャッチボールなしに自然に会話できるわけです。

具体的な使いかたは、まずPixel Foldを開き、アシスタントに対して従来と同じように「通訳モード」や「英語を通訳して」のように指示します。

通訳モードが始まったら、画面下のデュアルスクリーンのアイコン > マイクをタップするだけ。

デュアルスクリーン通訳モードは、Pixel Fold向けのFeature Dropアップデートとして順次展開します。

今のところPixel Fold専用となっていますが、サムスンやHonor、Oppoなど、同様に「内側と外側にディスプレイ」のある他社の折りたたみスマホにも展開を期待したいところです。



《Kiyoshi Tane》

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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