ファーウェイが「聴こえるメガネ」ことHuawei Eyewear 2の国内販売を発表しました。
一部素材・色違いで2モデルあり、「ブラック」は市場想定価格3万7800円で11月9日、「チタニウムシルバー」は4万7800円で11月以降発売予定です。
Huawei Eyewearはスピーカーとマイク、Bluetooth接続機能を備え、通話や音楽リスニングに使えるメガネ。
耳をふさがず一日かけていられる軽い装着感、オープンイヤー型ながら特に声の音域で聴こえやすい音質、外向きに逆位相の音を発する音漏れ低減仕様、なにより一般的なメガネほぼそのままの外見などから、ビデオ会議の増加もあって大ヒットした製品です。
¥37,800
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
新モデルであるEyewear 2の特徴は、現行モデルで最大6時間だった再生時間が11時間へ大幅延長、軽量化やスリム化、音質や音漏れ軽減のさらなる向上。
ほか、「充電アダプタの磁力が30%増しで外れにくく」「充電状態インジケータを本体テンプルに搭載」「側面のスワイプ操作部分が長く、感触を変えて操作しやすく」「丁番から本体であるテンプル(つる)部分が外れ、スタイル違いのリムやレンズに交換可能」など、初代の惜しい点を着実に改善しています。
バッテリーは待機4日・装着22時間へ大幅延長
現行モデルは「メガネ / サングラス型Bluetoothヘッドセット」という競合の多い分野ながら、メガネに徹したことや音質、総合的な完成度で高い評価を受けましたが、バッテリー駆動時間は実際のユーザーからもっとも改善要求が多かった点。
これは特に短くて実用的でなかったというよりも、従来のイヤホンやヘッドセットと違いメガネそのものなので一日中、常時装着してしまうこと、楽すぎて周辺環境によっては音楽もヘッドホンを使わずEyewearで聴いてしまうなど、製品として優れているために使用時間が長いことが大きな原因でした。
新型は音楽再生で約11時間、通話約9時間、待機4日間と大幅に伸び、使用しながらの現実的なシナリオである「着用」22時間になりました。
そのほかバッテリーは10分充電で3時間駆動、満充電まで50分。
容量が増えたことで、一定時間使える寿命も長くなることは、バッテリーがユーザー交換できない製品としては重要です(新製品が出るたびに買い換える人にはそこまで関係ありませんが)
音質・音量・音漏れ対策も進歩
現行モデルは「オープンイヤーのメガネ型オーディオデバイスとしては」高い音質で、特に音声については自然で聞き取りやすいことが好評でした。
が、やはり構造的に低音は苦手で、音楽鑑賞ではジャンルによってかなり得手不得手があります。
新モデルは大型化した新しいスピーカー採用で音量で30%増しで低音も向上したほか、高音域は16kHzまで再生に対応しました。
音漏れ低減はいわば「外向きアクティブノイズキャンセル」といえる逆位相アルゴリズムをアップデートすることで、従来より60%向上しました。
マイクも配置の最適化や風切りノイズ対策、アルゴリズム向上により、28%ノイズを低減しています。
軽量薄型化、構造も変更
常時身につけるメガネとして大事な軽さは、従来モデルの39.4gから35gへ。
一般的なメガネよりは太かったテンプル部分は20%、先端(モダン)部分では28%細く、(比較的)シュッとした印象になりました。
メガネは実用品であると同時に顔を構成するパーツ、ファッションアイテムでもあり、いくら性能が高くても外見や装着感が合わなければ絶対イヤという層も多いだけに、外見の地道な改善は好印象です。
スタイルの話でいえば、従来モデルはフレームだけのリム部分にスタイル違いのリム(とレンズ)を被せるように装着する構造でしたが、新型は丁番(ヒンジ)部分から完全に外れ、テンプル部分とリムを組み合わせる仕組みに。(交換リムさえ提供されれば)スタイルの自由度が増しています。
ブラックとチタニウムシルバーの違いは、テンプル部分の一部素材がステンレスかβチタニウムか、そして全体のカラー。価格はチタンが1万円上です。
そのほか主な仕様は、
接続性を向上したBluetooth 5.3
AAC / SBCコーデック対応
マルチポイント対応
IP54防塵防滴
OWNDAYSコラボは8モデル!
今回もメガネブランドOWNDAYSとのコラボを実施し、購入すると交換レンズ費用が10%オフになるチケットが付属します。
コラボモデルは前回から一気に増えて8モデルに。それぞれに磁力でくっつくサングラスオーバーレンズもあります。
¥37,800
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)