フラッグシップシリーズであるGalaxy S23の性能やデザインを引き継ぎつつ、価格を抑えたエントリーモデル「Galaxy S23 FE」 をauが発売しました。
価格は8万8000円。スマホトクするプログラムの利用で、2年後に返却すれば実質負担金は4万1900円。
サムスンはこれまでも、Galaxy Tab S9 FEやGalaxy Buds FEを日本でも販売していましたが、スマートフォンのFEシリーズ発売は今回が初めてです。
なお、最近は単に「FE」シリーズとなっていますが、もともとはFan Editionと呼ばれていました。2016年末にバッテリーの発火事故でリコールされたGalaxy Note 7の部品を再利用し、2017年にGalaxy Note Fan Editionとして発売されたのが始まりです。
Galaxy S23 FEは、デザイン自体はGalaxy S23に似ていますが、ディスプレイは6.4インチ(2340×1080ピクセル)のDynamic AMOLEDでGalaxy S23(6.1インチ)よりも一回り大きめ。また、SoCは1世代古いSnapdragon 8 Gen 1となっています。
背面カメラは50MPの広角と12MPの超広角、8MPの望遠という3眼仕様。手のひらをかざして撮影する機能や、ナイトグラフィーなど上位モデル譲りの性能を備えます。
撮影後にオブジェクトを消去したり、映っている文字をテキスト化する機能なども利用できます。
このほか、主な仕様としてはRAM8GB、ストレージ256GB。バッテリー容量は4500mAhで、25W充電アダプターによる超急速充電に対応。30分で約50%まで充電できます。ワイヤレス充電にも対応しています。
無線関連はWi-Fi 6EにBluetooth 5.3。本体はIP68の防水・防塵に対応。OSはAndroid 14を搭載します。
仕様的には1年前のハイエンドモデルという感じで、エントリーモデルと呼ぶには価格的にも優しくはありません。
Galaxy S23のauでの価格が11万4800円ということを考えると、頑張ってS23を購入してしまったほうが良い気もします。ただ、Galaxy S23の6.1インチでは小さすぎ、S23 Ultraの6.8インチでは大きすぎて高すぎると感じていた人にはちょうどいいかもしれません。