AI作曲サービスのUdioが、有償サブスクライバー(StandardとProプラン)向けに新機能「Audio uploads」を発表しました。ユーザーがオーディオクリップをアップロードし、プロンプトを使って前後に継ぎ足すことができるというものです。
オーディオアップロード機能自体はSonauto、Stable Audioで実装されており、Sunoもオーディオをアップロードして音楽を手軽に制作できるという新機能を近々提供することを予告しています。それを先取りした形です。
Sunoで作った曲をUdioで延長してみた
試してみました。
Sunoで作成したクリップから最初の22秒を切り出したWAVオーディオをUdioにアップロードしました。アップロードアイコンは、プロンプトフィールドの右端、Createボタンの左にあります。
アップロードするファイルは自分が使用し、配布する権利を持つものだけという確認画面が出ます。
適当なプロンプトを入れます。今回はオリジナルのSunoの音楽に近いものを手動で入れました。
Extendは従来のUdioと同様に、前後に32秒ずつ継ぎ足すことができます。今回は後ろに1回、さらにOutroでエンディングまでの合計2回Extendしました。
生成した音楽はこれまでのMP3だけでなく、今回からWAVのダウンロードも可能になりました。
出来上がったのはこちら。
オリジナルのSunoのフルバージョンはこちらです。
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もう一つ作例。今度は、以前Udioで作った曲のイントロに自分のボーカルを被せたオーディオクリップアップロードし、続きを作ってもらいました。
自分のパートは最初から22秒まで。残りは2回ExtendしてUdioが作ってくれたものです。声が変わったのに気づきますかね。
しかし、SunoとUdioの対決姿勢のおかげで作曲AIは無茶苦茶なスピードで進みつつありますね。おかげで、こうしてSunoとUdioのいいとこどりができるようになりました。
Sunoは後ろに延長はできても、前に延長ができない弱点がありましたが、UdioのAudio uploadsを使えばそれも可能です。この2つをうまく使い分けていくことがこれから重要になってくるかもしれません。