みなさんこんにちは、香港在住の携帯電話研究家の山根康宏です。OPPOは4月10日に中国でスマートフォン新製品を発表、Find X8シリーズをアップデートしました。

最上位モデルの「Find X8 Ultra」は1インチのカメラセンサーを搭載、シリーズ初の小型モデル「Find X8s」など話題の製品が出てきましたが、日本で発売中の「Find X8」のマイナーチェンジとして出てきた「Find X8s+」にも注目。「+」の名称を付けたモデルもOPPOでは珍しい製品です。

Find X8s+はFind X8の後継機という位置づけで、チップセットがDimensity 9400+になったこと、本体サイズがわずかに変わったこと程度の違いがあります。さらに3モデル共通ですが、側面の3段階切り替えのマナーモードスイッチ「アラートスライダー」が廃止。代わりにショートカットボタンとなりました。

では、Find X8とFind X8s+の外観を写真で比較してみます。まずディスプレイはどちらも6.59インチ、2760 x 1256ピクセルで同じ。輝度も最大1600nits。ただし左のFind X8はHDRコンテンツ再生時のみ4500nitsですが、右のFind X8s+ではその対応が無くなりました。

カメラは5000万画素トリプル仕上げで同等。カメラバンプの仕上げが若干変わっているようです。本体のカラバリも異なります。

右側面。変わりません。なお本体サイズはFind X8が157.35 x 74.33 x 7.85 or 7.95mm、Find X8s+が157.53 x 74.51 x 7.95mmと若干異なります。重量は193gと198g。右のFind X8s+の重量が5g重いのは、バッテリーが6000mAhで、左のFind X8の5490mAhより増量したからでしょう。

そして左側面は、Find X8がアラートスライダー、Find X8s+がショートカットボタンです。このショートカットボタンは自由に機能やアプリを設定できるのではなく、あらかじめ登録されている機能から1つを選んで利用できます。

登録されている機能は「メモクリップ」「サウンドとバイブ」「サイレントモード」「カメラ」「フラッシュライト」「レコーダー」「翻訳」「スクリーンショット」「アクション無し」。アラートスイッチによくつかいそうなショートカットを追加した、という感じです。

今回の3モデル投入で、中国ではFind X8が現行モデルから落ち、前世代の最上位モデルFind X8 Proを加えた4機種体制、Find X8 Utra - Find X8 Pro - Find X8s+ - Find X8s、となりました。選択肢が増えた一方で、「s+」という名称は若干わかりにくいような気もしますが、カメラフォンラインナップの強化で選択肢が増えることは、ユーザーにとっては歓迎すべきことでしょう。
