Meta、日本でもアバターストアを提供開始。プラダや「イカゲーム」のバーチャル服を販売

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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Metaは12月12日、Instagram、Facebook、Messenger、VRで利用できる「Meta アバターストア」を日本を含むアジア太平洋地域でも提供を始めました

これまで無料で展開されていた服装やアクセサリーに加えて、プラダやトムブラウンなどのラグジュアリーブランド、米国のストリートブランドや欧州のサッカーチームのほか、Netflixの人気ドラマシリーズ「イカゲーム」や「ストレンジャー・シングス 未知の世界」の服装も購入できます。

日本でも3DアバターはMeta Questプラットフォームのほか、今年6月にはInstagramストーリーズで、7月にはDMでも使用可能となっており、ヘッドセットを被らなくても日常的にアバターにより自己表現できます。

ストアには、FacebookやMessenger、Instagramのモバイルアプリからアクセス可能。InstagramアカウントとFacebookのプロフィールを同期しているときは、同じアバターを共通して使えます。

公式のプレスリリースではアバターの全身が表示され、心なしか「脚」が強調されている印象があります。もっとも、現在MetaのメタバースプラットフォームHorizon Worlds内のアバターには、脚が付いていません。上半身のみが空間に浮いている姿が不気味だと戦慄されたためか、Metaのマーク・ザッカーバーグCEOは先日の年次会議Meta Connect 2022にて、脚を生やすことを予告。

しかしイベント内で公開された次世代脚付きアバターは、モーションキャプチャー技術を使って予め作成したアニメーションを使ったことが後に明かされていました。ザッカーバーグ氏も「私たちは、まずHorizonに脚を提供し、技術の蓄積を改善しながら、時間をかけてより多くの体験に脚を提供し続けていくつもりです」と述べており、バーチャルの脚について「あんなの飾りです」扱いしない真摯な姿勢を見せていました。

Metaがアバターストアの理想に掲げる「利用者はサッカー、音楽、料理、ファッション、ダンス、映画など、自分の趣味や関心をアバターに反映し、より自由に自分を表現することができるように」なるためにも、これらアバター完全体が一日も早くメタバースで使えるよう祈りたいところです。

《Kiyoshi Tane》
Kiyoshi Tane

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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