次世代モデル Meta Quest 3 の予告と同時に、Metaが現行モデル Quest 2 の値下げと性能向上アップデートを発表しました。
6月4日以降のMeta Quest 2 新価格は、
128GBモデル 新価格4万7300円 (現行5万9400円)
256GBモデル 新価格5万3900円 (現行6万4405円)
今秋に発売予定の新製品 Meta Quest 3は128GBモデル7万4800円。Quest 2は新型の発売後も、数万円安いエントリー製品として併売予定です。
Quest 2 は2020年の発売当初は最安モデルが3万円台だったものの、2022年夏に大幅値上げしていた経緯があります。あらゆるものが値上げされる前の価格には戻らないものの、エントリー4万円台には下がりました。
ソフトウェア・アップデートで販売済み製品も性能向上
価格改定とあわせて、今後のソフトウェア更新による性能向上も予告しています。
性能向上の幅は、Meta Quest 2 および Quest Pro のCPU性能が約26%。GPU性能については、Quest 2が最大約19%、Quest Proは最大11%向上とされています。
消費電力やバッテリー駆動時間への影響について具体的な数字はなく、動作クロックの上限引き上げよる効果が主である可能性もありますが、Questシリーズはソフトウェア更新を通じた最適化や新技術による性能向上も頻繁に実施してきた歴史があります。
Metaは性能向上による効果のコンセプト動画も公開しています。そちらの例では、従来は 1440 x 1584ピクセルで描画してきた Beat Saber が、性能向上で 1800 x 1980ピクセル動作になるなど。
秋にはQuest 3を購入予定のQuest 2現行ユーザーにとっても、6月4日以降の値下げで入手する新規ユーザーにとっても、Quest 2の性能で悩むコンテンツ制作者にとってもうれしい知らせです。