Metaは12月6日(現地時間)、FacebookやInstagramなど同社の各サービスに向けたMeta AIによる新機能の追加を発表しました。
あわせて、同社の画像生成AI「Imagine」のウェブ版(imagine.meta.com)も公開しています。サイトは日本語化されていますが、残念ながらいまのところ利用できるのは米国のみです。
Imagineは、画像基盤モデル「Emu」を使用しテキストプロンプトから画像を生成できるAIです。9月に開催された年次開発者会議「Meta Connect 2023」で発表されたチャットボット「Meta AI」の1機能として提供されていました。
これまで、Instagram、WhatsApp、MessengerのチャットからMeta AIに話しかける形で利用できたのですが、専用サイトが公開されたことで、チャットを介さずに画像を生成できるようになります。
利用は無料。他の画像生成AIと同様に、生成したい画像の説明を入力すると複数の候補を表示します。
また、MessengerとInstagramのグループチャットには、「Reimagin」という画像生成AIの新機能が追加されます。
これは、グループチャット内でImagineを使い画像を共有した際、他の人がその画像を長押ししてテキストを追加すると、それを元に新しい画像を生成する機能。AI生成画像を次々と変化させてゆくことで、友人とチャットで盛り上がれるというものです。
なお、AIによる生成画像は精度が上がってきおり、それが本当の画像なのか、生成AIによるものなかを見抜くのが難しくなっています。このため、Metaでは今後数週間のうちにも目に見えない透かしをMeta AIに追加予定。
人の目では感知できないものの、対応するモデルを使用することで透かしを検出できるとのこと。トリミングや明るさ。コンストラストの調整、スクリーンショットなど、一般的な画像操作に対しての耐性も備えているとのことです。
このほかAI活用の機能として、
Meta AIチャットでのReelsのサポート
Meta AIとの会話で生成したコンテンツをReelsの形式で共有Facebookへの投稿時、横長画像を縦長にAI生成で変換
元がランドスケープ(横長)の縦横比で撮影した写真に、AIで上下を拡張してポートレートに変換。ストーリーで共有しやすくInstagram DMの返信をAIが下書きする機能
などを追加します。