シャオミのカメラフォンとnubiaに驚く - 2024年振り返り2月編(スマホ沼)

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山根康宏

山根康宏

香港在住携帯研究家

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2024年も様々なスマートフォンが登場しました。スマホ沼的に気になったモデルを毎月振り返ります。今回は2024年2月編。

2月はスペイン・バルセロナで開催されるMWC(旧称:Mobile World Congress)抜きには語れません。MWCはモバイル・通信関連の世界最大の展示会で、世界中から多くのジャーナリストも取材に向かいます。会場規模が大きいだけではなく、展示内容もすべてが通信に絡んだもの。取材しても取材しても永遠に終わらないほどです。

このMWCに合わせて各メーカーが新製品の発表も行いますが、一番の話題はシャオミの「Xiaomi 14 Ultra」でした。

可変絞り搭載のカメラ、さらにPhotography Kitを装着すると高級コンデジのようなスタイル&使い勝手になります。「通信できるライカのコンパクトカメラ」と言ってもいえるほどの存在です。日本でも発売されましたが、利用者は結構多いですね。

シャオミほど派手ではないものの、注目を集めたのがZTE傘下のnubia。中でも「nubia Flip」は低価格な折りたたみ5Gスマートフォンであり、フリップフォンの大衆化時代を予感させる製品でした。しかもMWCの開催前に日本向けのワイモバイル版として「Libero Flip」が発表。nubia / ZTEが日本市場を重視している姿も見せました。

nubiaは他にも音楽スマートフォンの「nubia Music」を発表。背面の大型スピーカーは中国の無名メーカーが類似の端末を出していましたが、大手メーカーでは初でしょうか。ヘッドフォンが2本刺さるのも音楽愛好家にはポイントが高そう。なによりもカラフルなボディーカラーもいいですね。

さらに高性能カメラ搭載の「nubia Z60 Ultra」も展示。ゴッホの絵画をイメージした「Starry Night Edition」は、創作意欲を湧き立ててくれます。

他のメーカーではモトローラが腕に巻き付けることのできるコンセプトスマートフォンを展示。アダプティブ・ディスプレイと呼ばれる自由に曲がるディスプレイを採用しており、今すぐにでも製品化できそうな完成度の高さに驚かせました。

ややマニアックなOnePlusの原神コラボモデルも人気に。「刻晴」をフィーチャーした「OnePlus 12R Genshin Impact Edition」は付属のキャラクターグッズの完成度も高く「本気」で作られた製品です。MWCはとにかく楽しいスマートフォンの展示の連続で、他の製品も紹介したいのですがページの都合でこのあたりに留めておきます。

※今回の記事をより理解するための補足情報や追加写真を、テクノエッジが運営する有料会員コミュニティ「スマホ沼」(Discord)に投稿しています。

また、12月19日(木)夜『最新スマホにも触れる! スマホ"裏"アワード2024勝手に授賞式』と題したイベントを六本木で開催します(開場18時45分~)。

イベント参加はテクノエッジ アルファ会員の方は無料、一般の方は有料となっています。

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《山根康宏》

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