スピーカー内蔵ポタ電から踏みスマホまで。BlackviewのサブブランドOscalのMWCブースが熱かった(スマホ沼)

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山根康宏

山根康宏

香港在住携帯研究家

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スペイン・バルセロナで開催されたMWC 2025でBlackviewは、サブブランドOSCALのブースも出展。こちらでもタフなスマートフォンやポータブル電源などを展示しました。

ポータブル電源は、日本でも近年人気のジャンル。OSCALの「PowerMax 2400」は、容量1872Whのポータブル電源。下部に追加モジュールをジョイントできます。下の写真追加バッテリーをジョイントしたもの(20592Wh)。最大3つのモジュールを追加できます。充電時間は80%まで1.2時間、フル充電まで1.5時間と高速。

端子類はACアウトレット、カーチャージャー、USB Type-C、Type-Aなど合計16基を搭載(うち2つはワイヤレス充電台)。同時にすべての端子を使った充電も行え、災害時にも役に立ちます。本体にはスピーカーも内蔵。25Wサブウーファーと10Wツイーターとういう高出力で、ポータブル電源としてだけではなく大音量スピーカーとして使えます。

本体上部のワイヤレス充電台は15W出力。日常的に利用できるポータブル電源として、かなり便利な製品と感じます。

スマートフォンは、タフネスモデルが多くラインナップされています。「Oscal MARINE 2」はUNISOCのT615を搭載する低価格4Gスマートフォン。バッテリーは11000mAhとかなりの大容量。ディスプレイサイズは6.56インチ。MIL-STD-810H、IP68、IP69といったタフネス仕様。本体サイズは179.8×83.1×18.3mm、重量約395g。

本体デザインはスタイリッシュで、アウトドア以外でも目を引きそうです。カメラは1600万画素と割り切った設計。一方、内部には12072mm2の冷却版を内蔵しており、ゲーミング用途を意識した製品に仕上げられています。カジュアルゲームを長時間プレイする、そんな用途に向いているでしょう。

OSはAndroid 15ベースのDokeOS 4.1を搭載。Blacikview、OSCALの端末はこれを採用しています。ユーザーインターフェースが改良されているほか、AI機能も豊富に搭載。AI音声認識、AI翻訳、AIバッテリー管理、AIアシスタント、AIセキュリティー機能などで、最近のスマートフォンのトレンドに倣って便利な機能が強化されています。

グーグルのGeminiももちろん利用可能。ブースでも製品の性能説明とは別に、AI機能を大きくアピールしていました。UNISOCチップセットのスマートフォンでも多くのAI機能を実装しているのです。

タブレットはオフィス用途にも向いた12インチモデル「Pad 100」が注目を集めていました。WPS Officeをプリインストール済みで、マイクロソフトのオフィス製品と互換があり購入してすぐに業務用にも使えます。タブレットですが4Gも内蔵しており単体通信も可能。

チップセットはこちらもUNISOCのT615、9000mAhのバッテリーを内蔵します。カメラは1600万画素。OSも同じくDokeOS 4.1を搭載。

本体サイズは281.7×177.2×8.0mm、重量約610g。本体側面にPOGOピンは無く、別売のキーボードカバーはBluetoothで接続されます。

OSCALはワイヤレスイヤホンも出しています。「Oscal Hibuds 6」は、充電ケースにバッテリー残量を表示可能。13mmの大型ダイナミックドライバーにより、深くパワフルな低音を再生可能、人間工学に基づいた快適なインイヤー設計で耳にしっかりとフィットします。約4.15gと軽量で長時間付けていても疲れにくくなっています。バッテリーは400mAhで1回の充電で最大8時間の音楽再生が可能、充電ケースと合わせて約30時間使用できます。

ところで、OSCALのブース入り口にはスマートフォンが床に埋め込まれて置かれていました。普通の靴なら、どんなに強く踏んでも壊れないということをアピールしています。実際、来場者が足でその強度の高さを確認できるようになっていました。


《山根康宏》

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